私の所属する部はストラテジックインダストリー CSM 部となり、通信、メディア、エンターテイメント と複数の業界の異なる企業様を担当しております。CSM は 1 社から 2 社の企業様を担当し、AWS をご利用するお客様のクラウド活用を更に促進するための支援を行っていきます。支援内容はお客様の AWS の利用状況や課題によって異なり、例えばこれからもっと AWS を活用していくお客様にはクラウド活用のための組織をどのように立ち上げるかのご提案やワークショップの実施をしたりします。

CSM はその役柄から技術ソリューションを設計し構築するソリューションアーキテクト・アカウント全体でのリレーションシップを構築するアカウントマネージャー・本番環境での AWS 利用の最適化を進めるテクニカルアカウントマネージャーと協調してアカウントチームの一員としてお客様の支援を行います。

私は日本を本社にもつ複合企業様を担当しており、AWS を安全に利用するための仕組みであるガードレール実装の支援しております。具体的には技術問い合わせの対応やハンズオンワークショップの実施をしたり。ガイドラインのレビュー・クラウド活用のための社内役割分担の明確化・人材育成の計画化と非技術領域の支援も行っています。
また AWS への移行を行う案件では AWS 側の主担当としてプロジェクトを伴走し、社内の専門チームと協調しお客様の技術的・非技術的ブロッカーを特定し取り除いております。 AWS を更にお客様組織に認知していていただくために、お客様の関連部署と調整してイベントを企画し実施したりしております。

私は金融機関・コンサルティング会社・スタートアップ企業で 10 数年プロジェクトマネージャーとして勤務しておりました。プロジェクト管理のタスクに加え、カスタマーフェイシング、内部のエンジニアリングチームとの技術的・非技術的調整、エグゼクティブへの報告等々の経験を更に活かせる場を探し 2022 年より AWS の CSM として勤務しております。

CSM はアカウントチームの一員としてお客様支援を行いますが、社内外の関係部署と調整する機会が多くございます。そのため今までプロジェクトマネージャーとして異なる組織と調整しプロジェクト管理をしてきた経験がこの CSM のロールでも役立っております。また CSM の魅力はお客様の状況に応じたソリューションを自分で考案し提案することができるといった点となります。例えばあるお客様がシステムを AWS に移行をしましたが、それ以降はクラウド活用が広がっていないという状況があったとします。この場合、なぜ利用が広がっていないか仮説をたて、お客様のステークホルダーと打ち合わせをしながら、課題を特定し解きほぐしていきます。この状況においてある CSM は人材育成の観点で支援を提案し、また別の CSM はソリューションアーキテクトと協調し直接的に技術的課題の解決に向かいます。このようにお客様の課題や状況に対して裁量をもって行動をすることができるのが CSM の魅力と考えています。

CSM として活動することにより、技術・非技術領域問わず幅広い経験を積むことができます。また担当するお客様も大規模な企業様が多く、異なる業界・組織をまたがってトランスフォーメーションを促進するための経験を得ることもできます。この経験を活かして CSM としてキャリアを積むこともできますし、また技術的知識をより高めたい場合はソリューションアーキテクトや他職種への異動も可能となっております。このようなキャリアの自由度も CSM の魅力です。

CSM は自由度が高い職種となっております。そのためお客様の視点に立ち、お客様が何をもとめているか考え、検証し、それをもとに他チームと協調して積極的に動く必要があります。是非お客様のクラウド活用のための課題を解決したい方、また解決方法も試行錯誤しながら考えていきたい方に CSM を検討いただければ幸いです。

子供が生まれたことをきっかけに、次のキャリアについて真剣に考え直すようになりました。これまでのキャリアを振り返ると、グローバルで最新技術を活用して新しいサービスを生み出す企業でさらにチャレンジしたいという想いが強くなっていました。そのような企業は数多く存在しますが、その中でも特に AWS に着目したのは、これまで培ってきた AWS に関するスキルや開発プロジェクトマネジメントの経験を活かせると感じたからです。自身のこれまでのキャリアが活きる場所で、さらに新しい挑戦ができるのではないかと考え、AWS への入社を決意しました。また、子育て中の社員に理解がある方が多いことも、子育てしながらフルタイムで働く人にとって素晴らしい会社だと思います。

AWS は、高度なスキルを持つ人材が数多く在籍する魅力的な環境です。私もまだまだ学ぶことが多い中で、AWS で仕事をしていますが、周囲の方々から常に刺激を受け、自己研鑽に励んでいます。自分自身が成長したいと考えているのであれば、AWS ほど恵まれた場はないと思います。そして、CSM のようなロールは特に、お客様目線に立ちながら、自由度の高い支援を行える点が他のロールにはない特徴的なところだと思います。自ら課題を見つけ、解決策を提案していく責任を伴いますが、それゆえに、お客様に喜んでいただける成果を出せたときの達成感は大きいと感じています。AWS や CSM への挑戦は、きっと素晴らしい経験になると思います。ぜひチャレンジしてみていただければと思います。