私の所属する Deployment プロファイルではコンテナのオーケストレーションを行う Amazon Elastic Container Service ( Amazon ECS ) や Amazon Elastic Kubernetes Service ( Amazon EKS ) 、 Continuous Integration / Continuous Delivery & Deployment ( CICD ) を行うための AWS CodePipeline などのサービス、Infrastructure as Code ( IaC ) を行うための AWS CloudFormation や AWS CDK などアプリケーションの開発・運用で必要とされるサービスについて日々様々なお客様から寄せられる問題解決に取り組んでいます。
私個人としてはクラウドサポートエンジニアとして働いていた際には主に日本のお客様からお問い合わせについて課題解決を行う業務を実施していましたが、現在はシニア・クラウドサポートエンジニアとして、日本だけでなく海外や必要に応じて別の部署のメンバーと協力して世界中のお客様に価値を提供することがメインの業務となっています。
例えば直近では全世界のサポートエンジニアが利用する社内ツールの開発を行いました。
このプロジェクトでは開発の経験を活かし、海外のエンジニアと連携して、開発の提案からリリースまでの対応を実施しました。
海外部署との連携が必要な場合にも非同期でコミュニケーションを取るためのツールなどが提供されており、深夜のミーティングなどを実施せず、対応することが出来ました。
日本だけでなく、全世界のサポートエンジニアが利用するツールであるため、責任は重大です。しかし、本ツールによってお客様により迅速な解答を行うことができるようになり、やりがいのある仕事だったと考えております。
勤務開始後は、日本以外のタイムゾーンからの情報や自分が対応する必要があるタスクがないかを確認します。
直近では複数のプロジェクトに参画しているため、プロジェクトの状況を確認しつつ、自分の対応すべきタスクを対応していきます。
他のプロファイルのメンバーとも連携を行いますが、特に自身が所属する Deployment プロファイルのエンジニアやマネージャーとは日本のみでなく海外の方とも密に連携し、長期的な課題や重要なエスカレーションなどがある場合には自身がオーナーシップを持って対応する場合もあります。
新卒でシステムインテグレータ企業に入社し、主にモバイルアプリケーションのテスト、開発、設計、運用などの経験を積み、プロジェクトのリーダーなどを担当していました。自動化やチームの開発効率改善などに興味があり、社内で勉強会の開催やトレーナー講師なども実施しておりました。2016 年に AWS ジャパンへクラウドサポートアソシエイトとして入社し、これが最初の転職となります。入社後は Deployment プロファイルに所属し、お客様の課題解決の支援を行なっています。直近では全世界のサポートエンジニアが利用する社内ツールの改善や製品部署と連携した AWS ユーザーガイドの拡充などを評価して頂き、2023 年 12 月からはシニア・クラウドサポートエンジニアとして働いております。
メリハリをつけて仕事できる点が私の中で一番のやりがいとなっています。
現在、2 人の子供がおり、2 人目が産まれた際には3ヶ月ほどの育児休暇を取得し、妻のサポートに専念することが出来ました。
育休を取得する人が多い職場であり、ドキュメントなどによる明文化も徹底されているため、育休に入る前や復帰の際にも大きな苦労はありませんでした。
また、例えば普段対応するサポートケースでは自分の勤務時間内に解決まで至らない場合、海外のチームに引き継ぐことができる仕組みが整備されています。その為、業務時間が過ぎたら仕事を終えるなどメリハリをつけて仕事を行うことが出来ています。
前職の業務で利用してきたコンテナや CI / CD の知識についてはお客様のお問い合わせや問題の背景を理解する際に活かすことが出来ていると思います。加えて、私の所属する Deployment プロファイルの場合、OSS の製品についてコードレベルで調べる必要がある場合もあり、その際には今までのコーディングスキルを活かすこともできると感じています。
技術以外の部分ではプロジェクトリーダーなどの経験は、プロジェクトの推進をする際に活かすことが出来ていると感じています。
関わっているプロジェクトで AWS を使っており、自身の興味がある自動化や開発効率向上にも貢献できそうではないかといういうことで AWS について学習を始めました。その後は勉強会などに個人的に参加や登壇などをさせて頂きながら AWS の考え方や技術が好きになり、ファンになりました。
AWS のサポートエンジニアという “中の人” という立場でお客様の課題解決を行う事が出来るポジションがあるということを知り、以前から希望していた業務で英語を使うことができることができる環境であることにも惹かれ、AWS のサポートエンジニアへの転職を決めました。